国民年金は実際、得か損か?

   

月額17000円の積み立てで40年積み立てる

現在(平成28年)の国民年金保険料はだいたい17000円です。まあ今後上がることもあるかとは思うけど、一応この数字を使います。
年額204000円の積み立てになり、なんと40年間では816万円保険料を積み立てたことになります。
給付総額がこれを上回れば得をした、下回れば損をした。といえるでしょう。(単純化しています)

年金の給付

先ほど、年金保険料の支払額は800万円ほどになります。というお話をしました。現在(平成28年)、年金の満額受給額は78万円です。簡略のために80万円としましょう。

保険料支払額800万円÷年金受給額80万円=10年

たった10年で元を取れる計算になります。これはきわめて単純化した試算で、実際には20歳から40年間積み立てしたものを据え置き期間5年で65歳から支払いを受ける年金保険(民間の)となります。複利利回りで計算しても、10年で亡くなったとしても5%以上で回った計算になります。これだけ高利回りで回る投資はありません。株の個別銘柄で一発当て続ける。か、外国為替で一発当てる必要があります。いずれにしても非常にローリスクで投資先としても非常にいいといえるでしょう。年金破綻するとか言って支払いを拒み続けるのは愚かなことです。

年金保険料の強制徴収もある。

逃げ得は許さないという方針?(上記のように逃げ損だと思いますが)の元に強制徴収が行われています。これは待ったなしです。その場で財産が持って行かれます。換金しやすい?車や家電製品、宝飾品などあなたの生活に必要かなどはお構いなしに持って行かれます。テレビでもルポされていましたが、かなり悲惨です。

年金の破綻問題

年金というのは現在老人に払われているお金は若い世代のお金が流れていっている。少子高齢化が進み負担する人が減少し、最終的には破綻してしまうのではないか 、とする懸念があるといわれていますが、それはあり得ません。今回でおわかりのように保険料が足りなくなれば国庫負担を増やすだけ。そう、賢明な方はおわかりのように「消費税を上げるだけ」です。現在も、この利回りのよい給付を実現するために40%以上の国庫負担金が入っています。未納の方は給付もありませんから消費税でとられる分だけまるまる損しているわけです。

老齢給付以外の給付

遺族給付

死亡したときには遺族、(子供とその子を育てる妻など)にお金が支払われる。
・ 遺族基礎年金 → 子供のいる妻、もしくは、子供
・ 寡婦年金 → 子供がいない、65歳未満の妻(結婚期間10年以上)
・ 死亡一時金 → 上の2つの条件に当てはまらない妻

障害給付

日常生活に支障を来すような状態になれば、身体的障害だけで無く、病気や精神障害でも障害基礎年金が支給される。ただし、申請はかなりハードである。

これら、各種給付の詳しいことや老後のお金がどのくらい必要かなどについては改めてお話しさせていただきます。あなたはこれでも、年金未納を続けますか?

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