時代に合わないルール(就業規則)
2016/11/09
会社におけるルール
就業規則や作業指示書など会社の中にはいくつもの決まり事、そう、ルールがあります。
「うちの会社は何でも規則規則、規則だからダメ!規則通りにやれ!ばっかり。
ルールの無い会社は自由でのびのびできるからいいなあ」
と思う人もいるかもしれませんが、
縛りが無く全く自由でそれなりの結果を出すことは
実は非常に大変です。
個人事業主である私が実感しています。
何をどうやってもいいのですが、結果はすべて自分が背負わねばなりません。
ルールは周知徹底が大切です
さて、ルールが決めてあったからと言って、御社の従業員はそれを熟知しているでしょうか?
よっぽど暇な社員を除いて、ほとんどの社員は半分も知らないのでは無いですか?
それでいいのです。いちいちルールを見ていて仕事をしている社員なんてどこにもいません。
何か問題が発生したときに
「ほれ見ろ!ここに書いてあるだろ!」
「ほんとだ、じゃあそうしよう。」となればそれでいいのです。
「そうしよう」とならないとき、それは上司あるいは社長の出番です。
答えは、次の2つのどちらかです。
「お前達の言うことは正しいから、ルールを変えよう」
「イヤ、ダメだ。これは正しい。この通りやれ」
対応としてどちらが正しい。ということはありません。
ルールがあることが正解です。
ルールが無いと場当たり的対応になってしまい、
従業員から「社長この前と違うこと言ってるよ。ホントにいい加減なんだからやんなっちゃうよ。」
といわれてしまい、士気が下がります。
ルールは時代とともに変化する
ルールが間違っていれば改めればいいのです。
一度作成したルールに固執する必要はありません。
労働基準法は労働する際の根本的ルールですが、時代の要請に従い少なくとも、5年に1回程度は改正されています。
「これが良い」と思って作ったのだけれど、一年経ったら「やっぱりダメだった」ということならルールを変更すればいいのです。
「このルールが正しい」とか「正しくない」とかは、どうでも良いこと。
ルール云々ではなく、「結果はどうか?」です。
会社の目的は、ルールを守ることでは無く利益を出すことです。
労働環境や就業規則を見直して、働きやすい会社にしていきませんか?